アーカイブ技術セミナー

第33回蔵前科学技術セミナーの開催について

 一般社団法人蔵前工業会は、時宜に適した技術テーマを取り上げて「蔵前科学技術セミナー」を主催してきました。今年は、国立大学法人 東京工業大学および東京工業大学火山流体研究センターとの共催により、「活発化する火山列島 ~東工大の取り組み~」を特集テーマとする講演会を開催致します。

 日本人の生活と密接な関係にある火山の活動が活発化しています。この機に、活発化する火山列島・日本の現状を把握するべく今回の講演会を企画致しました。 東工大の火山観測研究の歩みと成果を踏まえて、御嶽山噴火、草津白根山などの活発化および富士山の将来の噴火に関わる最新の知見を提供致します。多くの皆様の参加をお待ち申し上げます。
日時: 2015年10月24日(土) 講演会 13:00-17:40(受付開始12:30)
交流会 17:45-19:30
会場: 東工大蔵前会館1階 蔵前ホール(講演会),ロイアルブルーホール(交流会)
(最寄り駅:東急目黒線・大井町線 大岡山駅 下車1分)
講演
 講演1: 「活発化する火山列島序論」 13:00-13:35
東京工業大学 草津白根火山観測所長・教授 小川康雄 氏
プレートテクトニクスとマグマの発生、火山の噴火様式に関する基本的な概念について概説します。
 講演2: 「我が国における火山研究と東工大の果たしてきた役割」 13:35-14:30
東京工業大学火山流体研究センター教授 野上健治 氏
東京工業大学草津白根火山観測所は本年で設立30年を迎えます。本学の火山観測研究の歩みと成果を紹介します。
 講演3: 「電磁場から探る火山の内部」 14:35-15:30
東京工業大学火山流体研究センター准教授 神田 径 氏
火山噴火を理解するために火山体の内部構造は不可欠な情報です。電磁場を利用した地下構造探査法について事例を交えて概説します。
休憩
 講演4: 「空中と地中から探る火山の内部~御嶽山噴火・草津白根山の活発化」 15:45-16:40
東京工業大学火山流体研究センター講師 寺田暁彦 氏
草津白根山の活発化を如何に捉えたか、接近不可能な御嶽山の噴火口を如何に観測したか、について実例を紹介します。
 講演5: 「富士山は噴火するか」 16:45-17:40
東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻教授 高橋栄一 氏
東工大で進めつつある富士火山のマグマだまりの実験的再現と過去1万年間の活動史をもとに富士火山の将来の噴火活動について議論します。
参加費: 講演会 無料,交流会 3,000円(学生・生徒は無料)
申込み: ここをクリックして申込みフォームに必要事項を記入の上申込みください。
申し込みは、10月20日(火)までにお願いいたします。
申込受付が完了すると、「受け付けました」という自動返信メールが返ります。